今日は、一般的なホテル予約サイトのお話です。
世の中にはたくさんのホテル予約サイトがありますが、
たくさんありすぎてどのサイトが1番お得なのか結局わからない!!
という方も多いのではないでしょうか。
実際、どの予約サイトも”お客さん取り合戦”なので、ポイント付与だったり特典付きだったり割引だったり色々な施策をしていますね。そうすると、予約をする側は、これまた宿泊プランがありすぎてまたまた迷ってしまいます。
そもそも、なぜ同じ一つのホテルなのにこんなに色々な予約サイト、
そして各サイトで豊富な宿泊プランを出しているのでしょうか。
予約サイトを上手に使いわけよう
ホテルとしては客室稼働率を上げ、売上を上げることが運営面でのミッションです。そのため、自社のホームページだけでは集客が足りないので、楽天トラベルやじゃらんnet、るるぶトラベルを
はじめとした様々な予約サイトに掲載し、露出を広げます。旅行会社のサイトも同様です。旅行会社も代理店の窓口だけでなく、最近はオンライン予約が主要になってきました。
昔ながらの旅行代理店の現代バージョンといえば分かりやすいでしょうか。
ホテルはお部屋を予約サイトに代わりに売ってもらっているという感じですね。
楽天トラベルといったサイトはいわゆるホテル比較サイトのようなものですから、
特に無名のホテルもそういった大手比較サイトに載ることで
お客さんにホテルの存在をまず知ってもらうことができるわけです。
では、楽天トラベルやじゃらんnet、るるぶトラベル等のオンライン予約サイトはどうしてこんなにお客さん取り合戦をしているのでしょうか。
もちろん、ビジネスなのでサイトがどこで収益を得ているのか、がポイントです。予約サイトは予約が入った分だけ手数料をホテル側からもらっています。
つまり、ホテルとしては予約を獲得してきてくれた楽天トラベル等の予約サイトに、その報酬(手数料)として売り上げの一部(約1割)をサイト側に支払っています。
ここまで読んでいただき、勘の良い方はお気づきかもしれませんが
ホテルとしては、手数料のかからない自社ホームページの予約を伸ばすことが1番利益率が良いです。1割の手数料もチリも積もれば山となるで結構な額になりますから、手数料の一切かからないホームページ予約の方が正直ありがたいわけですね。ですので、自社ホームページを「最低金額保証」にしていたり、自社ホームページ特典をつけているホテルも多いですね。ホームページに誘導するためにホテルもあらゆる工夫をしています。
ということは、ホームページ予約が1番お得なのね!??と、なるかもしれません。
確かに、ホテル側としては正直、自社のホームページから予約をしてほしいです。
だって、もう一度言いますがホームページからだと自分のところのサイトなので手数料が1円もかかりませんからね!
けれど、楽天トラベルやじゃらんnet、るるぶトラベルのマーケットはものすごい絶大です。これらのサイトがなければ、ホテル側としては稼働率を維持するのも一苦労なのも事実です。(超有名ホテルはその限りではありません。ネームバリューがあるので自社ホームページだけで生き残っているホテルもあるでしょう。)
よって、ホテル側は楽天トラベル、じゃらんnet等の予約サイトにも積極的にお得なプランを出し、販売しているわけです。
隣を見ればライバルホテルの魅力的なプランがありお客さんを取られてしまうかもしれない。だから一人でも多くのお客さんが自分のホテルを選んでくれるように、隣のライバルホテルより「より」魅力的なプランや料金帯で販売しているわけです。予約者側としてはありがたいことですね(笑)
ですので、一概に自社ホームページが1番お得!とばかりではなさそうです。
ただし!最後の数室はホームページでだけ出ていることも多いです。
人気の日程で予約サイト上でなかなか空室が見当たらない場合、ホームページを見てみたら空いてた!ってこともあるかもしれませんよ♪
もう一つ、どのサイトで予約するかの選択の材料として、付与される「ポイント」が挙げられます。楽天トラベルにしろじゃらんnetにしろるるぶトラベルにしろ、加算されるポイントや付与率は異なります。各サイトは自分のサイトから予約してほしいから、あの手この手でお客さんを引き寄せる工夫をしています。ポイント10倍付与キャンペーンやプランもあります。
なので、私たち予約者側は、各サイト、用途や目的に応じてうまく使い分けて活用すること!
がポイントです。
例えば、総合旅行予約サイトの楽天トラベル
だと楽天市場や楽天オークションでも使える楽天ポイントが貯まる、
じゃらんnetでは、ホットペッパーでも使えるじゃらんポイントが貯まる、るるぶトラベルでもホテル予約やツアー旅行予約に使える、るるぶトラベルポイントが貯まるなど、
貯まるポイントが異なるので、自分のライフスタイルに合ったものを中心に選択して利用していくのが良いでしょう。
ちなみに、ポイント付与率はサイトによって異なります。
例えば、楽天ポイントは総額の1%付与ですが、じゃらんnetでは総額の2%付与。
同じAホテルで10000円の同内容プランであっても、
楽天では100ポイント貯まり、じゃらんでは200ポイント貯まる計算になります。
最近では楽天トラベル、じゃらんnet、るるぶトラベル以外にも、Booking.com
やアゴダ、Expediaなど、外資の予約サイトも勢いを増しています。海外のホテルばかりかと思いきや、日本のホテルもたくさん出ています。(日本人が日本のホテルに予約するのももちろんOK)かなり割安でお得な料金で出ていますね。
また、一休.comというある一定の基準をクリアしないと掲載されないという厳選されたホテル、旅館のみ取り扱うサイトもあります。もちろん、そういった高級ホテル、旅館でもお得に泊まれるようなプランたくさん。
こういった予約サイトの特徴や違いをまとめて、また改めて記事にしたいなと思っています。